バグが出る
2005年10月29日休出。ようやく落ち着く。もちろん明日の作業を前提として、だが。
早めに帰宅。
速水氏の10/26の日記「メードカフェ報道」へのコメントについて、
(朝日を擁護するつもりは一切ないが)「他のマスコミなら信用出来る」
と思わせかねない書き方をしているのがちと気になったので突っ込み。
…まぁ、速水氏の本音がそこまで甘いとは元より思っていないが。
曲解を狙った見出しなんざ、あらゆるマスメディアの常套手段であって、
朝日の独自手法でも何でもない。まして、オタク系文化に対する姿勢と
なると何処の報道も丙丁つけがたい低レベルっぷりなのは周知の事実。
特定の報道をやり玉に挙げるのは誤りではないですかな?
もちろん、朝日がネタにしやすいというのは紛れもない事実だけれど。
以上。たまにはこっちから突っ込んでもバチは当たらないだろう。
以下は、独り言。
とある文献によると、
「歴史の節目において
情報操作は必ず行われている」
らしい。それが真に「必ず」か否かはともかく、マスメディアは肝心な
ところで国民を裏切るだろう、という意味でなら、正直、同意である。
少なくとも、それを否定できる材料を、私は持っていない。
かつて彼らは、外部の力によるものとはいえ、それをやった。
所詮人間(というか人間の集合)というのは、どれだけ失敗と反省を
繰り返してノウハウを積み重ねても、充実するのは表層的なウンチク
ばかりで、根から成長したためしがない。また、やるだろう。
と、思うのはマスメディアに対する私の悪意ゆえかもしれないので、
すこしは客観性を持った意見も。
としても、所詮報道というものは全てを伝えられるわけではない。
ニュースでは時間がない。
新聞では紙面が少なすぎる。
かといって、集積した事実で固めて資料を作ったとしても、普通の人は
見向きもしない。
そして重要な事。「明らかな誇張や曲解狙いを交えた」報道と、
「虚偽は無いが、その事実には欠落がある」報道では、前者のレベルが
低いのは確か。ただし、レベルが低いだけに看破出来る。
事実の全てと誤認しかねない分、危険度は後者の方が遙かに高い。
朝日だけを揶揄する人の大半は、それに気づいていないのではないか。
そして彼らは、”裏切られた”時に、そのレベルの高いマスメディアの
「誤認した方が悪い」という理論武装に対して、反論出来るのだろうか。
そんな事を、最近ようやく突入した『ローマ人の物語19』の内容と、
最近の謎バグ対応に照らし合わせて、思いをはせてみた。
………釣られてるのかな、私。
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