敢えてトラックバックはしない
2005年9月27日Miyu さんのトコロで触れていた、スポイラー云々の件。
関係者にスポイラーの真偽を尋ねるのはナンセンスの極みですね。
その点は大いに同意です。というか、そんなやつ居るんかい、というのが
第一の感想。よほど親しい間じゃないと聞く度胸無いですぜ私にゃ。
が、それはそれとして、スポイラーの存在は否定したくないんですよね。
そもそも、
今、スポイラーがネットに流れて困る人がいるの?
まずメーカ側。
スポイラーによる情報漏洩が本当に問題視されているなら、ここ数年の
状況が放置されているはずが無いと思うのです。
取り締まろうと思えば取り締まる事はできるんじゃないかと。
情報流してる人は、匿名とはいえ、特定できる人物ですしね。
※Rancored Elf 氏は個人ページを公開してるんじゃなかったかな?
要するにメーカは、ある程度情報が流れるのを容認しているのでしょう。
百の販促よりも、一カード情報を流すほうが、Magic プレイヤーの興味を
惹起するのは明白でしょう。
もちろん、本当にヤバイ情報が外に流れたときは何らかの動きを見せる
でしょうが、今くらいの状況なら願ったりかなったりなのではないかと
推測。
流すほうは流すほうで、あんまりキツいネタは公開を控えるんじゃないか
という気もします。そういう情報を敢えて流してメーカに睨まれるという
のは歓迎しないでしょう。
情報戦の基本云々に関する記述は省略。
次、プレイヤー側。
仮にあるプレイヤーが、ある一箇所で何らかのヤバ目な情報を公開したと
しても、現在の情報の伝播力を考えれば、その近辺だけで利益を享受する
というのは事実上無理ですよね。今となっては。
RV→4th の過渡期に、4th 収録カードの情報が流れ、色々とシャークな
トレードが発生したそうで、後にこれがかなり問題視された、という話を
聞いたことがあります。(具体的に何を対策したのかは知らないけれど)
が、最近そういうケースは見かけないのは、対策云々より、時の流れ
でしょう。まして Magic は Web で育った面も大きいわけですからね。
十年一昔。
これをもう少し突き詰めると、グッピーはいまさら「知らなかった」じゃ
済まない、ということになりますかね。ちときつい言い方ですが。
極端なたとえだけれど、ある人が詐欺にあって、
「えっこれ、オレオレ詐欺っていうの? そんなのがあるんだー」
と言ったとしたら、その人に罪があるはずが無いことはわかっていても、
一言ぐらい突っ込みたくなるでしょう。
………少々オトナ視点かもしれませんが。
メーカは、ほどほどの情報が流れるほうが良いと考えている。
一方でプレイヤーは、ほどほどの情報で満足する。
だとすれば、今のところ双方の利害はバランスが取れていると思うん
ですよね。
何かのきっかけで破綻する可能性は当然孕んでいるとはいえ。
だったら今のままでいい…と考えるのは保守的に過ぎるかもしれない
けれど、だったら何をすればいいか、というと思いつくものが無い。
※破綻する可能性があるから根絶する、という案は当然却下。
それは改革を通り越して暴力なので。
私個人としても、今くらいの状況がお手ごろで良いです。
ただ私はあくまでカジュアルな1プレイヤーに過ぎません。
当然裏事情は一切知らないので、いつも通り脊髄反射です。
なので的外れな事を言っているかもしれません。
WotC 社がスポイラーの存在について公式に遺憾の意を表明した、
といった話があれば、先に書いたことは全面的に取り下げます。:-)
コメント