カマカジキック

2005年6月20日

『神河』を想う。

日本の妖怪をモデルにしている部分が多いと思われる Spirit 達。
その多くが「神(Kami)」という名前を冠しているけれど、よく考えると
妙な話である。そもそも日本でなら、神様なんてそこかしこに居るので
一応理解は出来るのだけれど、キリスト教圏ではどう見るのだろう。

ギリシャ・ローマ神話でなじみ深いであろう多神教の通念が、
キリスト教圏で皆無だとはまさか思わないけれども、だからといって
こいつらが神サマだと思われているのかというと、はてさて。
神河がデビューした時、海外で「"Kamigawa" means "God River"」
といった文字をよく見かけたけど………。
※"God" より "Mystic" だよな、と密かに思ったり。

だからこそ Kami という表音のまま、Spirit という分類に留めているの
だろうか。
或いは、キリスト教が他の宗教の神々に対してかつてそうしてきたように
悪魔的な印象を与えようとしているのか。

そもそも、 M:tG では一神教的な神サマの存在が微妙である。
God の名を冠するカードは、実は4種しかない。

 ・Wrath of God
 ・Karona,False God
 ・Temple of the False God
 ・Gods’Eye,Gate to the Reikai

しかもこの中で「正統な」神サマを示しているのは Wrath of God のみ。
プレインズウォーカーという、能力的には神に等しい存在を許しながら、
そういう意味の神サマそのものを登場させない理由は何なのだろう。
下手な事を言うと自分たちが破壊されて再生出来なくなると本気で思っているのだろうか。

さて立ち返って日本の神サマ云々の話をすると……あぁ、まずい。
やんごとなき身分の人に話が及びそうだからやめておこう。

※神河のストーリーを全く知らずに書いています。

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