狂人のたわごと
2005年5月16日例の脱線事故について、メディアが「民衆の代弁者」とばかりにJRを
必要以上に糾弾している事で、「あれってやりすぎだよな?」とかいう
話題が出たのが、先々週の酒席。
そしてその件で、「(メディア側から)反省の声が挙がったらしいね」
という話題は、先週の酒席。
いずれも、酒席では突っ込んだ話はほとんど無く終わる。
これらの事で私が思った…というか改めて思い出した事は、二つ。
一つは、人は常にいじめられっ子を欲しているという事。
大義名分を以て遠慮無く糾弾でき、かつ反撃の心配がない存在ほど、
人のストレスを解消するものはない。
で、報道する側はそんな世間の需要を知っているから、手頃な相手を
見つけたら大喜びで吊し上げにかかる。と、売り上げは伸びるし、
「正義の味方」「民衆の代弁者」として自分たちの信頼も上がるから
一石二鳥。やったね!
もう一つは、反省の声が挙がったからといって、解決になっていない事。
こういった反省云々が表明されるのは、その過失があった直後ではなく、
概ねほとぼりが冷めた(と思われた)後、と相場が決まっている。
もうネタとしては旬は過ぎたから、熱気が冷めかねない事を言っても
売り上げには影響ないだろう、と計算計算しているように見える。
第一、こうしたやりすぎは過去にもあったのに、「過失を繰り返した」
事に対する反省や改善案などが出てきたという話を聞いた覚えがない。
要するに、根本的には直したくないんでしょ?
元々マスコミ嫌い&衆愚嫌いですっかり厭世的になっている私なので、
こういう事を改めて思うと、比喩ではなく本気で吐き気がする。
あーやだやだ。ぺぺぺぺぺ!
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